こんにちは、同志社大学大学院 知的機構研究室 修士2年生の金崎翔大です。

はじめに

2024年3月4日(火)から3月6日(金)に開催された音声対話システムに関する国際ワークショップthe 14th International Workshop on Spoken Dialogue Systems Technology(IWSDS 2024)にポスター発表者として参加しましたので、その時の様子などを報告させていただきます。

今年のIWSDSは、日本の北海道での開催でした。これまでは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど様々な国で開催されたそうです。日本での開催は2010年以来の14年ぶりの開催でした。発表会場は「プレミアホテル 中島公園 札幌」というホテルの2階にあるコンベンションホールでした。私もそのホテルに泊まっていたので、エレベーターでアクセスでき非常に便利でした。参加者は言語処理学会や人工知能学会ほど多くなく、全員で100、200人ほどだったと思います。

発表

私は1日目の午後13:30から15:00までのにポスター発表でした。エントレインメントと呼ばれる対話における同調現象を対話システムに導入する手法に関して発表しました。これまで、国内発表は何度か経験していましたが、英語での発表は初めてだったので非常に緊張しました。ですが、何度か説明しているうちに慣れてきたのか最後の方にはほとんど緊張することなく英語で説明できていたと思います。対話システムの研究者が集まるワークショップということもあり、考えさせられる質問や意見を頂きました。ありがとうございました!

発表タイトル:Entrainment Metrics/Strategies Evaluation in Conversation Response Re-ranking

著者:Shota Kanezaki (Doshisha University/RIKEN), Seiya Kawano (RIKEN), Akishige Yuguchi (RIKEN/Tokyo University of Science), Marie Katsurai (Doshisha University), Koichiro Yoshino (RIKEN)

聴講

発表は、口頭発表とポスター発表がありました。様々な研究発表がありましたが、その中でも個人的に特に興味深かった発表は、大規模言語モデルを用いた対話における共通基盤の構築を試みる研究と現在の言語モデルにおけるコードスイッチングやコードミキシングに関する調査を行う研究でした。

観光

2日目の午後は、ワークショップ運営によるエクスカーションとして、国立アイヌ民族博物館ウポポイに行きました。

他にも、ワークショップが終わった後などに知人と一緒にジンギスカンやラーメンなどを食べに行きました。

おわりに

大学院修了前に国際ワークショップに参加することができて良かったです。英語での発表や議論は非常にいい経験になったと感じました。また、国内学会だけでは出会えなかった研究者とも会話することができ楽しかったです。このような機会を頂けて、非常に有意義でした。ありがとうございました!

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