こんにちは,同志社大学大学院 知的機構研究室の林容央と申します.

はじめに


2024年7月22日(月)から23日(火)に開催された「第106回CSEC・第56回SPT合同研究発表会 ―セキュリティサマーサミットー」に発表者として参加いたしましたので、報告させていただきます.

セキュリティサマーサミット2024は、情報処理学会のコンピュータセキュリティ研究会(CSEC)とセキュリティ心理学とトラスト研究会(SPT)、および電気情報通信学会と電気情報通信学会のISEC・SITE・ICSS・EMM・HWS・BioX研究会の共催による合同研究会です.

今年の会場は北海道の札幌コンベンションセンターで、私はセキュリティ系の研究会に初めて参加しましたが、非常に実り多い経験をすることができました.




発表


1日目の午後のセッションで発表を行いました.会場は二つの部屋をつなげた広い会場で、50-60名の方が聴講されていました.これほど大きな会場で発表するのが初めてで、緊張しましたが、練習の甲斐もあり、問題なく発表できたと思います.私の研究は、ダークウェブという入手しづらいデータの分析だったので、多くの質問がいただけました.

いただいたご意見も踏まえて、今後に活かしていけたらと思っています.

私の発表には、共著者である立命館大学の穐山先生、研究で使用したダークウェブデータを提供していただいた立命館大学サイバーセキュリティ研究室D1の木村さん、事前発表練習に付き合ってくださったM2の菅原さんとM1の辻さん、同研究室のB4の石川さんと中村さんが来てくださいました.発表後の情報交流会や2日目の学会、そして食事などもご一緒させていただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました.本当にありがとうございました。

タイトル:

ダ―クウェブ上のハイパーリンクを用いた隠語分析の検討

著者:

林 容央(同志社大学 大学院理工学研究科) 塩沢 健(同志社大学 理工学部) 穐山 空道(立命館大学 情報理工学部) 桂井 麻里衣(同志社大学 理工学部)




聴講


私は普段は学術分野の研究をしていますが、今回のセキュリティサマーサミットでは、普段あまり触れることのなかったセキュリティ関連の研究を知ることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました.私はCSECのセッションを中心に回りました.

聴講する中で、学術分野にも応用されるLLMを利用した研究が複数あり、その応用方法について学ぶことができました.また、立命館大学の木村さんの「人の判定基準に基づく印影真贋評価手法の提案」や白木さんの「Bluetooth を用いた本人認証プロセスに対する安全性評価」の発表は、専門外の私にも分かりやすく説明されており、非常に勉強になりました.



食事


札幌でご当地グルメを堪能しました.いくつかのお店では行列ができており、待つ必要がありましたが、待つ価値があるほど美味しかったです.特にジンギスカンは、お肉に全く臭みがなく、絶品でした.



最後に


ダークウェブの研究テーマでの研究発表は初めてでしたが,いろんなご意見をいただくことができて大変実りのある研究会発表でした.参加の機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます.



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